オンラインカジノの今後
オンラインカジノは、今や全世界で4,000万人以上のプレイヤーがいると言われています。
日本でも2010年頃から次第に流行し始めて、国内だけでも100万人以上のプレイヤーがいると言われています。
手軽に始められて、エンターテイメント性が高い点が人気原因の一つです。
店舗型ではなくあくまでネット上のゲームなので、物理的な制限がないので今後は益々拡大することが予想されます。
オンラインカジノの歴史を振り返る事によりオンラインカジノの今後を解説します。
オンラインカジノの歴史
オンラインカジノの歴史は、インターネットが世界中に普及しはじめた1994年頃にさかのぼります。
カリブ海のイギリス連邦加盟国であるアンティグア・パーブータという小さな国で、世界初となるオンラインカジノ運営ライセンスを発行する法律が可決されました。
これがオンラインカジノの発祥と言われています。
また、オンラインカジノを安全に運営する上で必要不可欠なオンライン決済セキュリティソフトは、1996年に設立されたクリプトロジック社によって開発されました。
オンラインにおいて安全に金銭のやり取りができるソフトウェアの事です。
このクリプトロジック社ソフトのおかけで、安全なオンラインカジノの運営が可能になりました。
また世界初のオンラインカジノサイトは、インターカジノというカジノサイトで今もなお人気の高いカジノサイトです。
オンラインカジノの世界は20年ほどで歴史はまだ浅いですが、世界のオンラインカジノの利用人口は4,000万人以上に急増しており、ヨーロッパを中心に今では日常的に遊ばれているエンターテイメントとなっています。
最近では日本語対応のオンラインカジノが急激に増えてきて、海外で評価の高かったグラフィック・サウンドとともに一流のすぐれたカジノを楽しむことができるようになりましたし、日本語のサポートも充実してきています。
オンラインカジノの違法・合法
オンラインカジノ自体は違法ではありません。
理由としてはオンラインカジノを運営している会社は、オンラインカジノが合法の国で運営されていることや運営に際して適切なライセンスを取得しているからです。
オンラインカジノを合法化している国は世界中に約200ヶ国あります。
代表的なのはカナダ・フランス・オーストラリア・香港などですが、いわゆる本物のカジノが存在する国はオンラインカジノも合法化されている国が多いようです。
オンラインカジノを運営するには必ず、運営ライセンスが必要になります。
ライセンス発行国に審査を依頼し、クリアをすればライセンス発行となります。
運営ライセンスを発行する国ごとに審査基準にばらつきがありますが、信頼のおけるオンラインカジノライセンス発行国としては、マルタ共和国、キュラソー島、イギリス、ジブラルタル、マン島などが代表的です。
日本でのオンラインカジノが合法なのか違法なのかということになると、合法でも違法でもそのどちらでもないということになります。
その理由としては現在の日本にはオンラインカジノを裁く法律がないからです。
いわゆるグレーゾーンといわれています。
賭博法という観点から考えるとこの法律は日本国内のみで適応されるので、日本人が海外旅行なのでカジノをプレイすることは違法ではありません。
オンラインカジノのサーバーは海外にあり、オンラインカジノ自体は海外の企業で合法的に運営されている。
そこにアクセスしてプレイする。
つまりカジノは海外にあり、プレイヤーは日本にいるということになります。
この場合、日本の国の法律か海外のその国の法律かどちらで裁くべきなのかが明確に定められてはいないので、合法でも違法でもないグレーゾーンと言われています。
合法・違法のチェックポイント
1.日本で運営されていないか
日本人がオンラインカジノをプレイする上で最も注意をしないといけないのは、そのオンラインカジノが海外で合法的に運営されているかどうか?ということです。
グレーゾーンとなるのはあくまでも、しっかりとしたライセンスを取得した海外のオンラインカジノ運営会社が運営している事が重要です。
逆にオンラインカジノの運営会社が日本国内にある場合は違法となります。
2.サーバーは海外にあるか
サーバーとはサイトを置いておく場所のようなものです。
日本国内のサーバーでオンラインカジノを運営するということは、言い換えれば日本国内でカジノを運営しているのと同じ事になります。
お金を賭ける場所を提供することは違法となります。
プレイする側としては知らなかったでは済まされない問題になりますので、プレイする前には十分な調査をすることが重要です。
3.海外の運営でライセンスを取得しているか
ライセンス発行の審査基準は発行している国によって異なる為に、ライセンスを取得していれば必ず安心というわけではありません。
ライセンスの中でも、取得する事が難しいライセンスを取得しているオンラインカジノ運営会社は安全性が高いと言えますし。
適切な第三者機関から定期的や抜き打ちで審査をクリアしているオンラインカジノサイトは、さらに安全性が高いと言えます。
自分がプレイする前にそのオンラインカジノサイト内でどんなライセンスを取得しているのかをはじめに確認する事が大切です。
IR整備推進法案について
統合型リゾート(IR)整備推進法案とは、通称カジノ法案といいます。
正式名称は「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律」です。
これは、(IR)統合型リゾートを作って観光客を呼び込み財政難を改善させることを目的としています。
その(IR)統合型リゾートにはカジノ施設も含まれているから、適切に運営と管理をすることになります。
一般的にカジノ法案という名前が先行しているのでカジノを解禁するための法律と思われがちですが、目的は広く複合施設を作って観光客を呼び込むことが目的です。
具体的な施設としては、カジノの他には、ホテル、劇場、映画館、アミューズメントパーク、ショッピングモール、レストラン、スポーツ施設、スパ施設、国際会議場、展示施設などを含んだMICE施設一区画に含んだ複合観光集客施設なので多岐にわたります。
IR法案の成立で、外国人観光客などを主とした観光による経済効果、雇用の促進、インフラ整備による地域の活性化がメリットとなります。
その反面デメリットは、ギャンブル依存症の増加、治安の悪化、マネーロンダリング(資金洗浄)などが懸念されます。
まだまだ問題が山積みとなっていますが、デメリットを最小限に抑えてメリットを最大限に発揮することが望まれています。